「カルドセプト」


カルドセプト 5 (5)
講談社
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まあレビューというような大したモンではないのですが、
そして文章だけだと寂しいので画像はアマゾンから。


・漫画化されたゲームについて

私のblogに飛んでくるキーワードで一番多いのは、
わんぱっくコミックス刊、乱丸先生の
「ゼルダの伝説」「リンクの冒険」です。

けっこうファンが居たみたいで、
いらっしゃる方もコメントを残してくださってます。

だがしかし、現在進行形でゲームが原作の漫画を描いている
大好きな漫画家が私にはもう一人居るんです。

それが、今回マガジンZで「カルドセプト」を
連載している、かねこしんやさん。


・カルドセプトについて

この漫画は同名の人気ゲーム「カルドセプト」を漫画化したもので、
その質の高いゲーム性は高く評価されています。

はじめはサターンで発売され……出足が厳しかったよね。
Uがドリームキャストで。プレステ2に移植されて。
PSP版が最近、でて。

最新作であるXBOX360は致命的なバグを抱えたまま出荷され、
違った意味で話題になりました。
ですが、タイトルアップデート版というバグを修正したバージョンが発売され
店頭に出回り始めました。

もし、本体をネットに繋いでいればバージョンアップが自動的に
かかり、修正されます。安心して遊べるようになったようで、本当に良かったです。


ともあれ、カルドセプトを知らない人に少し説明をしますと
同ゲームはボードゲームっぽい感じのジャンルかと思います。

モノポリーとか好きだったり、プレイして楽しんだことのある人なら
同じように楽しめると思います。

ええい、詳しくはコチラを読んでくだされぃ。

売上げについては発売元でないと分からないですが
もしかすると国内より海外の方で売れてるのかもしれません。
(私の勤めてた会社でもそういうソフトありました。
ブラッディロアっていう3D格闘は北米で売上げあったんです)

ナゼそこを追求するのか、同ソフトには非常に「艶」がないんです。
エロい衣装を着たお姉さんキャラや、中世的な美形の少年も出ません。

マジック・ザ・ギャザリングのように他に真似されるような
色合いのゲームなので、イラストやキャラ、カードの絵柄を見て
買うような人が非常に少なそうなゲームなんですよね。

コアなゲームフリークでない人の方に
間口が開かれているような気がするんですが、
それにしても知名度が低いんですよね。


・かねこしんやさんのHPについて

そんな同ソフトのコミックを描いているのは、しつこいですが
未だにWikipediaに項がない、かねこしんやさん。

日記とblogの2つのサイトが、時々更新されています。

日記はコチラ

blogはコチラ


・かねこさんのココがイイ!

この作家さんの非常に良いところは
キャラに愛が感じられるという点なんです。

主人公はナジャという元気いっぱいの、年頃の
女の子なんですが色恋沙汰とか、色っぽい話は一切ございません。

とにかく元気いっぱいで、頑張り屋で型破りな
主人公が勇気とか思いやりとか、もう……そういう
クサいと吐き捨てられかねないようなものを嘘みたいに
振りかざして頑張るわけですよ。

その頑張りようを見守る気持ち……ピクミンを見ている
プレイヤーの気持ちに似て……いや、違うか。
違うかな、うまく表現できない。

ですがいわゆる萌えキャラ的なのは出てきません。
流行に沿ってないんですよね。
幼女とかツンデレとか出てきませんし。

そして露出度が高いエルフのお姉さんとか出るのに
パンチラとか、そういった下品で卑猥な感じなのも
等しく一切ないのです。

これ以上、子供に読ませても安心な漫画は他にありませんって
言うと褒めすぎですね、はい。

ともかく、今時嘘くさい言葉に聞こえる健全って言葉が
当てはまりまくる漫画だと思います。


・かねこ作品との出会い

私が、かねこしんやさんと出会ったのは約8〜10年前。
リアルじゃありません、作品を見掛けたのは、ということです。

当時、学生だった私はエロ漫画雑誌に載っている
性的描写のないイラストや漫画が掲載される雑誌「ZIP」に
本来の商品価値以外の部分でも面白さを感じていました。

カルト的な人気を誇る作家さん、
高雄右京さん(To Heartの漫画で作画とかしてましたね)や
漫画「イグナクロス零号駅」でコアなファンに支持されている
CHOCOさんも、ここ出身……のはずです。

なんとこの方、ゼノサーガ エピソードVで
メカデザイン、キャラデザイン、ロゴデザイン、
キャライラストを担当されてるんですね。

その中に、毎月2ページずつくらいでカラーやモノクロの
かねこしんやさんのイラストが掲載されていたんですね。
(当時のペンネームは粟田口国綱でした)

氏の初画集「イラストガレージ」に、それらが全て載ってるのを
確認した時は感涙しながら残しておいた
雑誌の切れ端を捨てたものです。

キャラの線というかシルエットなんかはエロいです。
褒め言葉ですよ、マジで。
そして男にしかわからない、ガンダムみたいなメカ物のカッコよさを
メチャクチャ良くわかってらっしゃる。

たいてい旬が過ぎればゲームのコミックは連載終了もしくは
打ち切りになるものなんですが、まだ連載されているのは
氏の「最後までやりきる!」という拘りがあるとしか私には思えません。


・心に残った名言

本屋なんかで、山のように積み上げられている文庫や漫画を見ると
氏の言葉を思い出さずにはいられません。

氏が通っていた学校の先生に、こう問い掛けられたそうです。

「これほど娯楽作品が溢れる世の中で、
君たちがいまさら、何を世に送り出そうというのかね」

その時は答えられなかったそうですが、
今はこう答えると氏は言っています。

「それは描き続ける中でしか見えてこないと思います」

その通りだ、今は最後じゃない。
誰にとっても過程なんだ。
めっさマイナーだけど、いつまでも応援してるぜ……!!!