「ワンダと巨像」

プレイヤーを泣かせるストーリーを見せたくて
つくられたゲームじゃないだろう。
巨像の攻略を見つけた時の、その楽しさ……
それだけを追求したゲームでもない。

このたび「クリアーしなきゃならないゲームリスト」から
一抜けしたワンダと巨像のレビューを書いてみることにしました。

まず、はじめてプレイした時の感触。
・難しい
・操作に難アリ(けっこー独特)

このゲームの難しさの種類はファミコン時代の
ゲームを彷彿とさせます。
スーパーマリオやってて、ジャンプ! 穴に落ちた。
死んじゃった、まあ仕方ないか、みたいな。

一度クリアーした後に、主人公ワンダの体力と握力を
アップさせる方法がわかるのですが……
最近のゲームに慣れた人々(もちろん私も含む)には、
まず一周目クリアーなんてムリムリ!!

連れが家に来て、一体目の巨像と戦った時に
「こいつぁムズイな」と感想を漏らした後、
1時間ほどプレイして撃破ならず。

私も最初プレイした時に同じ状況でした。
「まさか一体すらも破壊できないなんて……ガクガクブルブル」

ですがそこは、ファミコン版の超迷作「スペランカー」
4周クリアーした実績を持つ兄貴の出番ですよ。

私がネットで攻略サイトを見つけていたので、
握力と体力をマックスまで鍛え上げ巨像をなぎ倒していきました。
結局、5回クリアーしたみたいですね。
昨日と今日で1回ずつ。変態です(w

これ以上ハナシが逸れると
キーボードのバックスペースキーを押す
懸命な諸君が居ると思うので、
それは断固として阻止せねばなりません。

ゲームとしての面白さは「ゼルダの伝説」に代表されるような
発見する喜びに集約されています。
操作する対象も1人のキャラクターならば、
破壊する対象も1体ずつ。

サイズは違えど1対1のタイマン勝負です。
敵の急所を探し、
そこに至る為の方法を考えて試行錯誤する、
その楽しさがワンダの面白さの核でしょう。

逆に言えば、何度も挑戦して方法が分からなかった人にとっては
面白くもなんともないわけで「クソゲー確定」の烙印を
押されてしまうのは想像に難くありません。

実際、私もクリアーするまでそう思ってました。

はっきり言って、攻略本やサイトのヒントなしで
クリアーした人はスゲェと思います。

でも、それだけの難しさを越えて辿り着いたエンディングを見た人は
滂沱の涙を流したんではないかと推測されます。
悲しいエンディングです。
でも……決してバッドエンドではない。

同制作チームが手がけた「ICO」をクリアーした人なら
ストーリーの繋がりが見えるエンディングになっており
ファンをニヤリとさせる要素も含まれています。

歯応えのあるオフラインゲームをプレイしたい、
ゼルダの伝説シリーズが好きだ、
PS2は持っている、
そんな方は試してみてもいいと思います。